風俗の世界に言い知れぬ重苦しいイメージを持つ人もいるでしょう。それは、風俗嬢の悲惨な末路を見聞きする機会があるからかもしれません。風俗での仕事は、高い収入を得られる代わりに、悲しい末路に陥りやすい要素があります。

具体的な風俗嬢の悲惨な末路や、反対に悲惨な末路を回避する風俗嬢のケースも紹介するので、参考にしてくださいね。

目次
  1. 1. 風俗嬢の末路が悲惨になりやすい要素
  2. 2. 風俗嬢の末路が悲惨になりにくいケース
Qプリ

風俗嬢の末路が悲惨になりやすい要素

高収入が魅力的な風俗嬢のお仕事ですが、高収入だからこそのデメリットもあり、悲惨な末路を歩みやすいのも事実です。悲しい末路になりうる要因を紹介しましょう。

性病


不特定多数の男性と直接肌を重ねる風俗嬢は、性病にかかる可能性が高いです。軽い性病にかかった場合でも、お客さんへ感染させないように完治するまで復帰できません。復帰までの期間が長引くほど、せっかく掴んだリピート客が離れていき収入は減少……。

風俗嬢として働く以上、エイズなどの命の危険を脅かす性病に感染する可能性は付きまといます。性病にかかって収入が減少するだけでなく、こういった性病に感染する恐怖を身をもって実感したことで、引退の末路へと追い込まれる風俗嬢が少なくありません。

うつ


意を決して風俗嬢になったにもかかわらず、うつ病を発症して風俗嬢を引退せざるを得なくなるケースがあります。

風俗嬢が仕事をする時間帯は、夜が基本ですよね。さらに、出勤スケジュールを自由に組めるお店がほとんど。夜型の生活でなおかつ乱れがちな生活リズムでは、うつ病を発症しやすくなります。ほかにも、風俗嬢はたくさんの不安、悩み、ストレスを抱えています。

・スタッフやほかのキャストとの関係
・借金などの金銭面
・自分の仕事に自信が持てない
・圧倒的な孤独感

うつ病は一度発症すると完治が難しく、なおかつ再発もしやすいです。一番の治療法は、うつ病の原因を取り除くことであり、最後には引退を選択する風俗嬢が多いです。

整形依存


見た目が大切な風俗嬢の仕事をする女の子の中には、整形依存になる人も珍しくありません。整形をするとお客さんからの指名が増え、ちやほやしてもらえます。その快感が忘れられずに何度も整形をするのです。

しかし、整形を何度も繰り返すと、数年経ってから顔にあきらかな違和感があらわれやすくなります。整形依存の風俗嬢は、その違和感さえも整形で修正しようとしますが、年齢を重ねてなおかつ顔に違和感があれば、お客さんからの指名と収入は激減。

気づけば整形のための費用を稼げなくなり、年数とともに収入も下がり続けるのです。

買い物依存


風俗嬢は、ほかの仕事ではとうてい稼げないような金額を稼げる可能性があります。最初は稼ぐ目標を持って質素な生活をしていた風俗嬢も、ブランド品など欲しいものを欲しいときに買えるだけの収入を得ることができるようになると、買い物依存に陥るケースがあるのです。

稼げているうちはまだよいですが、風俗嬢として稼ぎ続けられる期間には限りがあります。買い物依存の怖いところは、簡単には抜け出せないこと。風俗嬢としての収入が減っても買い物をやめられず、借金をしてしまうこともあるのです。

アルコール依存


風俗嬢はいろいろなストレスを抱えやすい職業です。そして、そのストレスは根本的な解消が難しいものばかり……。風俗嬢は日々のストレスを発散するために、お酒に逃げるようになります。幸か不幸か高収入なので、お酒を買うお金には困りません。

そして、気づけば一日に度数の高いお酒を何本も開けたり、仕事の合間にもお酒を飲みたい衝動に駆られたりするアルコール依存症に陥ってしまうのです。アルコール依存症になると仕事ができなくなりますし、重症だと幻覚やショック症状、糖尿病など命の危険にもつながります。

ギャンブル依存


風俗嬢の仕事をはじめてから、ギャンブル依存症に陥る女の子が珍しくありません。パチンコやスロットなどの電子ゲーム系のギャンブルは、機械の演出による中毒性がとても高いです。最初はさほど興味がなく、ほかの風俗嬢の誘いや暇つぶしの気分でギャンブルをはじめた女の子でも、気づけばギャンブル依存に……。

高収入な分、「ギャンブルに使えるお金がない」というストッパーがないのも、ギャンブル依存に陥りやすい一因です。とはいっても、風俗嬢は何歳になっても高収入を維持できるわけではありません。収入は減っているのにギャンブル依存から抜け出せず、借金地獄に……という末路は、容易に想像できるでしょう。

薬物依存


「さすがに犯罪にもなる薬物にまでは、手を出さないでしょ……」と考えているアナタは、注意が必要です。薬物依存と聞くと、覚せい剤やドラッグを想像しますが、ここでいう薬物依存は睡眠薬や精神安定剤などのことです。

生活リズムが崩れがちな風俗嬢や、睡眠薬や精神安定剤に頼ろうと考えがち。薬に頼るのは問題ないですが、中にはより効果を実感したいがために適量以上の薬を服用する風俗嬢もいるのです。こうして身近な薬で薬物依存に陥ると、薬の効果が切れるたびに倦怠感や脱力感を覚えるようになり、まともに仕事ができなくなってしまいます。

性依存


少し意外ですが、仕事で嫌というほどエッチな行為をする風俗嬢が性依存症に陥ることがあります。性依存症と聞くと、性行為の快感を求めるために依存症に陥るイメージがありますが、風俗嬢は心の寂しさを埋めるため、男性に必要とされている実感を持ちたいなどの理由から、性依存になるケースがあります。

性依存症になると、より特殊なセックスを求めたり、避妊具をつけずにセックスをしたりする傾向が強くなるのです。

妊娠・中絶


風俗店では、お客さんと女の子の本番行為は禁止されています。仕事中や店外でお客さんと本番行為をしたために望まない妊娠をし、さらにはバレてお店をクビになったり、中絶しないにしても出産にあたって風俗嬢としての仕事を続けることができなくなったりして、辞める人がいます。

お客さんがストーカー化


風俗嬢と関係を持ったお客さんの中には、過剰なリップサービスや思い込みからストーカー化する人もいます。ストーカーに狙われると、お店の外で会おうと持ち掛けられる、住所を特定される、帰り道に待ち伏せされるなど危険がつきまとうようになります。

厳重注意で終わることもあれば、警察の介入が必要なケースも……。場合によっては、ストーカーから逃げるために、遠方へ引っ越しせざるを得なくなることもあるのです。

お店のスタッフ・店長と恋愛関係になる


風俗嬢はたくさんの男性と行為をしますが、お客さんではなくお店で働くスタッフや店長と恋人同士になることもあります。スタッフや店長が純粋に風俗嬢のことを愛しているケースもありますが、多くは色恋管理といって、風俗嬢に気持ちよく働いてもらうためのテクニックであることがほとんど……。

残念ながら色恋管理の先に、女の子としての幸せは待っていませんし、場合によってはほかの風俗嬢からバッシングを受けて退店する末路が待っているかもしれません。

罰金


昔よりも少なくなってはいますが、風俗業界では今でも罰金制度が残っています。遅刻、ドタキャンならまだしも、お店の外でお客さんと会って直接交渉をする直引きとなると、罰金の額も膨れ上がります。

事の大きさによっては、自分のお金を稼ぐためではなく、罰金を支払うために風俗嬢の仕事を続けなければいけない状態になることも……。

スカウトマンに騙される


そもそも違法な存在であるスカウトマンに路上で声をかけられて、風俗嬢になる女の子がいます。スカウトマンが紹介するお店というのは、おおやけに求人や広告を出せない違法店であることが多いです。スカウトマンの巧みな話術に乗せられてしまうと、違法な風俗店で働くことになり、最悪の場合は警察の厄介になるケースもあります。

ホスト狂い


ホストに入れ込んでしまう風俗嬢の話は、よく耳にするかもしれません。高収入を得やすく、心に大きな隙間を抱えやすい風俗嬢は、どうしてもホストの優しい言葉や接し方に惚れこんでしまうのでしょう。

お金を払えるうちはよいですが、ホストにハマりすぎて未収(ツケ)の借金が膨れ上がるケースも……。ホストは、どんなことがあっても未収を回収しようとします。場合によっては裁判沙汰になったり、ツケを払えずに夜逃げする風俗嬢もいるようです。

お金を払えないお客さんは、ホストからすれば不要な存在。稼げなくなった風俗嬢は見向きもされなくなり、最後には何も残りません。

出戻り


一度は風俗嬢を引退して、普通の仕事に就いたり結婚して主婦になっても、また風俗嬢に戻ってくる女の子が多いです。理由はいろいろですが、一番大きいのは稼げる金額の大きさです。普通の仕事で何日もかけて稼ぐ額を、風俗なら1日で稼げます。結婚して夫の給料で生活できなくても、風俗嬢なら生活を立て直せます。

風俗嬢として復帰することは悪いことではありません。しかし、出戻りするということは当記事で紹介している末路に近づく可能性が高いことを忘れてはいけません。

破局・離婚


彼氏や夫に黙って風俗嬢として働いていると、ふとしたことがきっかけでバレてしまい破局や離婚につながるケースがあります。男性からすれば、自分のパートナーが風俗で働いていることを知ったら卒倒ものです。生活が苦しく仕方なくという場合は話が変わってきますが、配偶者が配偶者自身の意思でほかの異性と性的関係を結んだ場合は、法律上不貞行為とみなされます。

肉体関係を持つ風俗店で働いている以上、彼氏や夫との破局の危険があることは常に覚えておきましょう。

風俗嬢の末路が悲惨になりにくいケース

「風俗嬢は稼げるけど、悲惨な末路をたどりやすいんだな……」というイメージを持ったかもしれませんが、悲惨な末路を回避できる風俗嬢もしっかりいます。具体的なケースを紹介しましょう。

幸せな結婚ができた


風俗嬢は男性関係に恵まれないイメージがありますが、お客さんやお店以外の男性と恋愛をし、結婚する女の子が少なくありません。風俗嬢でも、結婚を機に仕事を辞め幸せな家庭を築けるのです。

収入が高い風俗嬢だからこそ、いかにしてお金以外の部分に価値を見出せるかで、幸せな結婚ができるかどうか変わってくるかもしれませんね。

設定していた目標を達成して次のステップへ進めた


風俗嬢の中には、目標や夢を持ちながら仕事を頑張っている女の子がいます。高収入が得られる風俗嬢は、目標や夢を叶えるためのステップにぴったりなのです。

・資格取得のための学校の費用を貯金する
・資格を取れるまでの生活のつなぎとして働く
・将来お店を出すための資金を稼ぐ

高収入だからこそ、仕事をしていく中でいろいろな誘惑や罠がありますが、はっきりとした目標や夢を持っている女の子なら、次につながるよい形での引退ができるでしょう。

早々に稼げないと気づいた


風俗嬢はたしかにほかの仕事と比べると高収入を得やすいですが、確実性はありません。中には、風俗嬢の仕事が合わずに思ったほど稼げない女の子もいます。このとき、なんとなくズルズルと風俗嬢の仕事にしがみつくと、あまり稼げない状態でメンタルを病んでしまったり、借金を抱えたりすることも……。

一方で、「あっ、私は風俗嬢で稼げないんだ」と気づいてすっぱり辞められる女の子は、悲惨な末路になりにくいです。

お店選びを間違えなかった


風俗嬢の末路は、女の子がどんなお店で働くかによって大きく左右される部分があります。たとえば、風俗嬢を使い捨てのように扱うお店に入店してしまえば、悲惨な末路をたどるのは容易に想像できるでしょう。

一方で、キャストへの教育やケアが行き届いているお店で働くと、仕事をする中でつまずいてしまったときでも、正しい方向に導いてもらえたり、危険から守ってもらったりしやすいです。

路上やSNSのスカウトだと悪質なお店を紹介されることが多く、自力で求人情報などから地道にお店を探した女の子は、優良なお店で安定して仕事に励めることが多いでしょう。

まとめ

悲惨な末路をたどるリスクのある風俗嬢ですが、風俗嬢として働く前に自分が風俗嬢として働く目標をしっかりと持ち、忘れないようにすることでよい未来へと進むことができるでしょう。また、風俗嬢だからと悲観せず、前向きに恋愛に向き合うことも大切ですね。

これから風俗嬢として働こうと考えている女の子は、悪質なスカウト経由での入店は避け、じっくりと優良なお店を探すようにしましょう。