風俗の仕事をこれからはじめようと思っている女の子のなかには、「変な病気をもらうんじゃないか」と不安に思っている人も少なくないでしょう。風俗の仕事で病気になったという話を見聞きした人もいるかもしれません。
たしかに風俗店、特に粘膜接触のあるヌキありのお店は、性病リスクがあるのは事実です。だからこそ、業界では衛生対策を行っています。
そこで、風俗業界の衛生対策についてまとめました。これから風俗の仕事をはじめようと検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次
  1. 1. 風俗業界における衛生対策とは?
  2. 2. 風俗嬢がなりやすい性病5つ
  3. 3. 風俗店でおこなわれている衛生対策の種類
  4. 4. 女の子が自分でできる衛生対策

風俗業界における衛生対策とは?

風俗業界における衛生対策とは?
風俗業界の衛生対策は、主に2つあります。何に対して対策を立てているのか、具体的な内容を紹介します。

性病予防のこと


風俗店での衛生対策とは、性病予防を指します。性病は、肌や性器についた粘膜、唾液などの接触が原因で起こる病気です。風俗は性的サービスを提供する、お客さんとの接触が多い仕事なので、ほかの仕事に比べて性病が発病する確率が高いです。
完全に予防できるとは限りませんが、性病発病のリスクを少しでも低くするために、徹底して衛生対策をしているお店もあります。お店側がそれほど性病予防に力を入れていない場合は、働いている女の子が自主的に行う必要性が出てきます。

性病の早期発見のこと


風俗店に所属する女の子が性病にかかってしまった場合、相手をしたお客さんやお店のスタッフに性病が広がってしまう恐れがあります。
感染が拡大してしまうとお店の信用問題に関わるので、性病を持っている人が誰なのか、少しでも早く見つけ出して治療しなくてはいけません。性病の早期発見も風俗における重要な衛生対策のひとつです。

風俗嬢がなりやすい性病5つ

風俗嬢がなりやすい性病5つ
風俗で働いている女の子がかかる可能性のある性病を、5つピックアップしました。その種類・症状・対策とは何なのかを見ていきましょう。

淋病


性病の代表格が淋病です。淋病は、淋菌という菌が感染することによって発病する性病です。
淋菌は弱い菌で、日光や乾燥、温度の変化によって感染性を失い、消毒液でも簡単に死滅します。そのため、性行為以外で感染することはほとんどありません。潜伏期間は2~14日です。

症状

淋病の初期症状は、おりものの回数増加・色の変化、陰部にかゆみや痛み・悪臭の発生などです。症状が悪化すると、下腹部への激しい痛みが起きて、最悪、不妊や胎児への感染などの可能性が高くなります。

対策

淋病の対処法としてはジスロマックという抗生物質の使用がありますが、最近では、抗生物質への耐性がある菌も増えています。病院では1回で治療が終わる注射や点滴があるので、少しでも症状が出たら早く医師へ相談するのがいいでしょう。症状がなくても定期的に病院や簡易キットで検査することもおすすめです。

クラミジア


性病の中で最も感染率が高いといわれているのが、クラミジアです。性行為1回につき感染率は約50%、潜伏期間は1週間〜1ヶ月と個人によって差がある性病です。

症状

初期症状は、性行為の際に生じる痛み・月経以外の出血・おりものの増加・普段の生活で発生する下腹部への痛みなどです。
治療せずに放っておくと、激しい腹痛が頻繁に起きる・HIVの感染率が5倍になる・子宮外妊娠や卵管性不妊症の確率が高くなるなどの問題が出てきます。

対策

治療方法としては、ジスロマックの服用が効果的です。服用すると2週間ほどで完治します。治療するのが簡単な反面、感染率も高いので、病院などで定期的な検査を受けるといいでしょう。

カンジダ症


厳密にいうと性病ではありませんが、風俗業界では性病の一種として扱われている感染症がカンジダ症です。
カンジダは、もともとは体内にいる菌で、ストレス増加・体力低下など身体に異変が生じると繁殖するのが特色です。

症状

性器に繁殖してしまうと、強烈なにおいやかゆみ、炎症による痛みなどを引き起こします。悪化すると排尿の際に強い痛みが生じて、トイレも困難になります。

対策

男性よりも、おりものなどで陰部の湿度が高くなる女性に起こりやすい性病なので、衛生用品のまめな交換、通気性が良く清潔な下着の装着などを心がけて、予防対策をしましょう。
また、疲れやストレスを軽減するために、ヨーグルトや納豆など栄養のあるものを摂取して、バランスの良い食生活を送ることも効果的です。カンジダ症の症状が出てきたら、フォルカンという薬を飲むことをおすすめします。

梅毒


梅毒は、病原体は梅毒トレポネ-マという病原体が感染することにより、症状が出る性病です。性行為だけでなくキスでも感染します。

症状

初期症状は、陰部にしこりができる・股の付け根のリンパ筋の腫れ・全身の発しんなどです。悪化すると、脱毛・皮膚や筋肉、骨にしこり・こぶなどが発生し、妊娠した場合は死産・早産を招く可能性があります。

対策

予防としては、避妊具装着による粘膜接触をなるべく避け、殺菌のためにうがい薬の使用を徹底しましょう。
もしかかった場合、ノバモックスという薬による治療が一般的です。かつては不治の病と言われていましたが、この薬を服用すれば1ヶ月ほどで完治します。梅毒の症状と思われる身体の違和感を感じたら、すぐに医者へ相談するのがおすすめです。

ヘルペス


風俗業界におけるヘルペスとは、下半身に症状が出る「性器ヘルペス」を指します。
この性病は感染力が強く、お風呂の椅子やタオル・トイレの便座への接触といった、性行為以外の行為でも感染する可能性があるのが特徴です。衛生管理が徹底されていないお店だと、感染する確率は高くなります。

症状

ヘルペスの初期症状は、38度以上の発熱・陰部に生じる痛み・皮膚に生じる赤いぶつぶつや軽い水ぶくれなどです。症状が末期になると、排尿時の激しい痛み・陰部や太ももに生じるただれなどが発生します。

対策

ヘルペスの予防は、お風呂やトイレをエタノールなどで消毒して、常に清潔にすることです。また、ほかの人が使用したタオルなどを使わないようにしましょう。

性器ヘルペスは、完全な治療法が見つかっていません。ただし、バルトレックスという薬を服用すれば、症状を緩和したり再発頻度を低くしたりする効果があります。症状が辛い場合は医師に相談しましょう。

風俗店でおこなわれている衛生対策の種類

風俗店でおこなわれている衛生対策の種類
ほとんどの風俗店では、清潔な状態でサービスができるように、衛生対策が用意されています。では、具体的にどんなものなのかチェックしていきましょう。

うがい薬(イソジン)


イソジンに配合されているポビドンヨードという成分は、消毒や殺菌に効果があります。性病は、キスなどで感染することもあるので、風俗ではプレイ前にお客さんにイソジンを渡して、うがいをしてもらうところが多いです。

歯磨き


イソジン同様に、口内の殺菌効果があるのが歯磨きです。プレイ前にお客さんにお願いしてやってもらいます。歯磨きは、消毒や殺菌だけでなく口臭も消してくれる効果もあります。

グリンス


グリンスは、薬用ボディソープの名称です。同様のボディソープにクリアレックスという商品もありますが、風俗業界では安価のグリンスが多く使用されているので、業界ではボディソープのことをグリンスとよびます。
風俗では、プレイ前にお客さんとシャワーを浴びて、このグリンスでお客さんの身体を洗い、清潔にすることがほとんどです。性病を持ったお客さんは、性器にグリンスの殺菌成分がしみて痛がる人もいるので、性病持ちのお客さんを見分ける役割もしてくれます。

コンドーム


セックスの避妊具として使用するコンドームですが、性器から分泌される粘膜に接触することがないので、性病感染の予防にも使われます。
ソープでは本番行為による性病リスクがあるので、一部の高級店を除いてコンドームの着用を必須にしています。また、ヘルス系の一部のお店ではフェラや素股プレイの際に、お客さんが真性包茎などで性器に垢などが多い場合は、コンドーム装着をするケースもあります。

性病検査


性病検査は、性病の早期発見のために有効な方法です。お店によって、定期的に性病検査を受けさせてくれ、とくに高級店のなかには、2週に1回、1か月に1回と頻繁に検査を行っているところもあります。
検査は、産婦人科や性病科の病院で行い、血液検査や視診を受けます。検査結果は、その場でわかる場合もあれば、4〜5日かかる場合もあります。性病に不安がある女の子は、性病検査をしっかりと用意しているお店を選ぶといいでしょう。

女の子が自分でできる衛生対策

女の子が自分でできる衛生対策
性病のリスクを抑えるためには、自衛手段を知っておくのも良いです。どんな方法があるのか、確認していきましょう。

病気の疑いがあるお客さんかチェックする


いくら自分が清潔にしていても、お客さんが不潔だったり性病持ちだったりしたら、意味がありません。お客さんの様子も、常にチェックする必要があります。

こんなお客さんは性病かも?

性病持ちの疑いがあるお客さんの特徴は、以下の通りです。

・グリンスで身体(特に性器)を洗うときに嫌がる、痛がる
・性器から異臭
・性器が腫れている、ただれている

また、性病を持っていなくても、不潔なお客さんを相手すると、それが原因で性病にかかる恐れがあります。

性病の疑いがあるお客さんについたら

性病持ちの疑惑があるお客さんと接した場合、スタッフに連絡しましょう。お店によっては接客せずに済みます。性病なのか確信が持てない場合は、なるべく粘膜の接触を避けて,
「ゴム着・キスなし」をお願いする・プレイ前の消毒を徹底してもらうなどしましょう。
 

お店に入店前に確認する


お店によっては、満足な衛生対策ができていないところもあります。納得して気持ちよく働くためにもどのような衛生対策がおこなわれているか、具体的にどのような内容なのかを、面接時に確認することが大事です。
そして、衛生対策に関してしっかりと説明してくれるお店を選びましょう。

自宅でできる性病検査キットを使用する


性病検査は自分でおこなうことも可能です。簡易的な性病検査キットを使用すれば、自宅でも簡単に性病チェックできます。
性病検査キットとは、専用の容器に採取した血液や尿、膣分泌物を入れて、大学や研究機関に郵送して、そのデータをもとに検査してもらうものです。
性病は病院や保健所でも検査できますが、それらの機関に行く時間が取れない場合、恥ずかしい場合は検査キットの使用がいいでしょう。

まとめ

性病は悪化すると不妊などを招く、こわい病気です。せっかく高収入をめざして風俗の仕事をはじめても、性病にかかってしまっては、満足に仕事ができません。
風俗の仕事をはじめる前に、性病の種類やそれぞれの症状・どのようにして感染するのか・予防や早期発見の方法などを、しっかりと知っておくことが大事です。また、衛生対策が万全な、性病の不安なく働けるお店を探しましょう。