風俗の求人を見ていると、「バンスあり」や、「前借りあり」という情報を見かけることがあります。風俗業界における前借りは、一般企業のそれと何が違うのか、気になっている人もいるかもしれません。
これから風俗で働こうと検討している人は、バンス・前借りに関する詳しい情報を知っておいて損はないです。求人に応募するお店選びの判断基準のひとつにするなど、役立てることができます。
バンス・前借りとは何か、一緒に学んでいきましょう。

目次
  1. 1. バンス・前借りとは風俗嬢が利用できる制度の一種
  2. 2. 風俗店のバンス・前借り制度を利用するメリット
  3. 3. 風俗店のバンス・前借り制度を利用するデメリット
  4. 4. 風俗店のバンス・前借り制度を利用する上での確認事項

バンス・前借りとは風俗嬢が利用できる制度の一種

風俗の世界では、保証制度日払い制度などさまざまな制度があり、その制度の一種がバンス・前借りです。この制度の特徴を見てみましょう。

お店に借金をして返済する仕組み


バンス・前借りのバンスとは、アドバンス(Advance)の省略語です。アドバンスを訳すと「進める、促進する、繰り上げる」であり、また、「前貸しする、前払いする」という意味も含まれています。
バンスという言葉は、「お店から給料を前借りする」という意味で使用され、主にこの言葉を使用する業界は、風俗やキャバクラ、ホストクラブなど夜の仕事です。バンスで借りたお金は分割で返済する方式をとっているお店が多く、借りられる限度額はお店によって異なります。
また、バンスとは厳密にいうと、「お店の店長からお金を借りる」が正確な定義です。お店名義で在籍の女の子に貸すと「管理売春」とみなされて、違法扱いになる可能性があるからです。あくまで、店長個人が個人にお金を貸すのがバンスなのです。

どのお店でも導入されているわけではない


風俗店のなかには、バンス・前借りを行っていないところもあります。この制度を導入しているお店は、全国チェーン店や大手など経営的に安定しているところが多いです。
また、バンス・前借り制度を取り入れていながら、求人情報にはそのことを載せていないお店もあるので、バンス・前借りを希望する際は、応募・面接時に直接聞いて確かめましょう。
 

制度があり、利用を希望しても借りられないことがある


バンス・前借り制度を導入しているお店であっても、働く人の勤務態度などによって借りられないケースもあります。
まったく指名がつかずにお店の売上に貢献しない人は、お金を貸しても回収できる見込みがないと判断されてバンス・前借り希望が却下されるでしょう。また、入店してもやる気がなく遅刻や欠勤を繰り返す人は、バンス希望の却下だけでなく解雇になる可能性もあります。

風俗店のバンス・前借り制度を利用するメリット

バンス・前借りは借金なので重荷を背負った状態になりますが、メリットもあります。バンス・前借りをした際、どんな良い点があるのか覚えておきましょう。

お金のピンチを切り抜けられる


風俗で働く女の子のなかには、早急にまとまったお金が必要な人もいます。この場合のお金の使い道で多いのは、消費者金融やクレジットカードの返済、滞納している家賃など各種支払いです。
なので。一般職より高収入が期待できる風俗の仕事を選ぶ人は少なくないですが、そのなかでもすぐにお金が必要な人にとって、働く前に現金が手に入るバンス・前借り制度は心強い味方になります。

無理のない返済方法に対応してくれるところもある


金融機関でお金を借りた場合、決まった日に定額を返済しなければいけない・借りたお金以外に利息も支払う必要があるなどのデメリットがあります。
それに対しバンス・前借り制度は、女の子の都合に合わせて返済が可能で、全額返済さえしてくれれば、とくに決まった日に定額を必ず返済する必要がないお店が少なくありません。また、利息を取らないお店もあり、これらに該当する場合は返済の負担が軽いです。

風俗店のバンス・前借り制度を利用するデメリット

バンス・前借りはメリットがある反面、あとになって利用者に負担となるパターンもあります。なのでバンス・前借りをする前にデメリットも踏まえたうえで、この制度を利用するかどうか考える必要があります。

無条件で利用できるわけではないことが多い


バンス・前借り制度を導入しているお店では、借りる人に対して条件を提示することがあります。その条件の代表例を見てみましょう。

・全額返済するまで退店はできない
・お店が決めた出勤日数(週◯日以上など)を守る
・お店が決めた待機時間(1日◯時間以上など)を守る
・オーラス(出勤から閉店まで)で出勤
・審査を通過する(住所や実家の確認、本業がある場合は勤務先の確認)

これら以外には、返済途中で退店を希望する場合は、返済残高を一括で返済というルールがあるお店もあります。
もし、お店が提示したバンス・前借りを受けるための条件が、自分にとって負担がかかりすぎた場合、返済する前に体を壊す可能性があります。なので、バンス・前借りをしたいためにすぐに条件を受け入れるのではなく、その条件が自分にとって無理なくこなせるか、検討することが必要です。

バンス・前借りがベストな選択ではないケースがある


必要な金額や出費までの日数によっては、シフトを増やすなどすればバンス・前借りに手を出さずに済むことがあります。支払いが迫ると、「とりあえず借りて済ませよう」と借り癖のようなものが付いてしまっている人がいますが、これは良くありません。
バンス・前借りの利用条件によっては、先述したように心身の負担が大きく健康を害したり、返済が滞ることによる家族や恋人、勤務先への風俗バレのリスクが上がったりします。なので、安易に借金をつくるのではなく、働くことで出費に対処できないか検討してみましょう。

風俗の仕事で効率良く稼ぐ方法については、以下のリンク先で解説しています。
風俗で稼げる時間帯はいつごろ?業種別の時間帯や客層を解説!

風俗店のバンス・前借り制度を利用する上での確認事項

バンス・前借りを利用するとき、借用書や契約書、誓約書を取り交わすことが多いです。このとき、無理なく計画的に利用できるように、いくつかの注意事項を必ず確認しましょう。

どんな方法で返済していくか


返済ペースと自分の稼ぎが釣り合わないと、返済に追われて自分の生活に負担がかかります。
日給の全額を即返済分にあてるのか、日給の一部を支払うのか、自分のペースで返済できるときに返済するのか、店長と話し合って返済方法を決めることが必要です。

いつまでに完済しなければいけないか


バンス・前借りを実施した際、「◯年◯月◯日までに全額返済」と記載された契約書・誓約書にサインをします。この期日が自分の働くペースに対して無理があるようだったら、きちんと伝えましょう。

返済が遅れたときのペナルティ


お店のなかには、一般の金融機関を利用したときと同様に、遅延損害金・延滞料が発生する場合があります。これらのペナルティを知らずにちょっとでも返済が遅れてしまうと、余分な支払いをすることになるので、確認しましょう。

法外な利子ではないか


バンス・前借りは店長と女の子とのあいだで行われるものです。しかし個人間のやり取りであってもお金の貸し借りには、利息制限法と出資法の対象内になります。この2つは、借りたお金に付く利息の金利についての法律です。

・利息制限法の法定金利
年15〜20%
・出資法の法定金利
個人だと年109.5%、業者だと年20%

これらの金利を超えた場合は違反となり、行政処分・刑罰の対象になります。利息ありのバンス・前借りの場合、これら法律で定めた金利を超過する法外な利息の支払いを要求されると違法なのを知っておくのは、無知につけこまれないために良いです。

まとめ

バンス・前借りは風俗で働く女の子が、自分が在籍している店長相手にする借金です。制度自体の有無や、制度がある場合の利用条件はお店によって異なります。手を出すときには違法性がないかや無理なく返済できるかを確認し、計画的に利用しましょう。