一般職の場合では、面接を受ける際に身分証が必要になりますが、風俗店ではどうなのでしょうか。面倒な手続きが少ないというイメージもあるので、身分証が要らないと思っている方もいるかもしれません。それでは、詳しく身分証について解説していきます。

目次
  1. 身分証明は面接時に必須
  2. 面接時に使用可能な身分証
  3. 身分証扱いされないもの
  4. 身分証の提示ナシでもOKなお店は要注意!
  5. 最も早く顔写真付き身分証を入手する方法
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身分証明は面接時に必須

身分証明は面接時に必須
風俗店の面接試験を受けるにあたって、身分証は必須になります。その目的は以下の2つです。

・年齢確認をするため
・本人確認をするため

風俗店では年齢確認が大変重要です。風俗嬢として勤務するためには、18歳以上でなければならないからです。もし18歳未満の女性を働かせていた場合、違法店舗になって営業停止になってしまいます。
また、風俗店では、従業員名簿を最大3年間保管する義務が法律で決められています。
本人確認についてですが、家出してきた女の子が身分を隠して働きたいというケースもあります。そういった女の子を雇ってしまうとのちのちにトラブルになる可能性もあるため、事前の本人確認が必要になります。
外国人を在籍させているお店の場合には、不法就労かどうかの確認という目的もあります。

面接時に使用可能な身分証

面接時に使用可能な身分証
風俗の面接で必要な身分証ですが、基本的に以下の項目が記載されているものです。

・氏名
・住所
・生年月日
・性別
・顔写真

具体的にどのようなものが有効か、以下で詳しく紹介します。いずれも有効期限内のものでなければ、身分証として認められません。その点についても留意してください。

(1)パスポート


取得費用:1万1000円~
取得日数:1週間~
海外に行く際に必要なパスポートは、風俗面接における身分証になります。各都道府県で数か所、パスポートセンターなどの取扱窓口があるので、最寄りの窓口で取得しましょう。ただし、身分証明書として利用するためにわざわざパスポートを取る人も少ないと思いますので、旅行に行く予定がある人や、すでに持っている人くらいしか使えないでしょう。

(2)運転免許証


★原付免許
取得費用:8000円~
取得期間:1日~

★普通自動車免許
取得費用:20万円~
取得期間:2週間~

身分証明書として一番ポピュラーなのは運転免許証です。すでに持っているという人は、運転免許を身分証明書に使いましょう。
もし、これから取得するという場合、すぐに欲しいなら一番簡単なのは原付免許です。こちらは筆記試験と簡単な実技講習だけですので、1日で取得できますし、手続きも1万円以内で大丈夫です。
もし、プライベートなどで普通自動車の免許が必要になる場合には、教習所に数週間単位で通う必要があります。AT限定で合宿免許なら2週間くらいが最短です。

(3)マイナンバーカード(個人番号カード)


取得費用:無料
取得期間:1か月~
マイナンバーカードは、日本国民ならみんな所有できるカードです。こちらは自分の住所がある各自治体で発行可能です。
費用が無料な点、資格でもないので簡単に取得できるのがメリットです。ただし、自治体によって、申請期間に違いがあります。地域や時期によっては1か月以上かかるかもしれないので、急ぎの場合には間に合わない可能性もあります。

申請方法
・郵送
・パソコン
・スマホ

マイナンバーカードは表の顔写真のある方だけをコピーするのが一般的です。裏面には個人番号が記載されていますが、マイナンバーが必要な訳ではありませんし、お店としても取り扱いの難しいものなので、表面だけで充分です。

(4)住基カード(住民基本台帳カード)


転入出手続きの簡略化のために作られたカードです。現在ではうえで紹介したマイナンバーカードがその役割を果たしているので、新規取得はできません。もし、前に取得した住基カードを持っているなら、こちらでも身分証明ができます。しかし発行日から10年までが有効期間なので、ここはチェックしておきましょう。

(5)学生証


大学生や専門学校生でも18歳以上であれば、風俗勤務は可能です。その場合、住所が記載されている学生証を身分証として提出できます。ただし卒業、退学している場合、その学生証は無効になるので身分証にはなりません。

(6)社員証


もし、OLなど会社に勤務していて、社員証が発行されている場合、身分証として活用できます。ただし社員証と似たもので入館証だけが発行されている会社もあります。入館証は、身分証としては使えませんので、確認しておくようにしましょう。

(7)住民票


取得費用:300円
取得期間:即日

住民票だけでは身分証にはなりませんが、住所が載っていないが顔写真が付いている身分証の補足として住民票が使える場合があります。例えば、学生証に住所が載っていない場合に、住民票と合わせて提出すればOKになるかもしれません。
金額も安く、即日で発行できるので、他の身分証を用意することができないというときにはおすすめです。ただし、過去に発行したものを使用したい場合には、発行より3カ月以内のもののみが有効ですので注意してください。

身分証扱いされないもの

身分証扱いされないもの
本人であることが分かれば良いのなら、先ほど説明した書類以外にもあるのでは?と思う方もいることでしょう。確かに、名前や住所なら他の書類でも載っているものはたくさんあります。そこで勘違いしてしまいやすい「身分証扱いされないもの」を紹介していきます。

健康保険証


特に身分証になると勘違いされやすいのが、健康保険証です。自治体で発行されているものですし、病院での本人確認は保険証なんだから、良いじゃないかと思う方もいます。
しかし健康保険証には、顔写真が記載されていないため、他の人の保険証を借りている可能性もあります。このため、風俗店の面接の身分証にはできません。

クレジットカード・キャッシュカード


名前も載っているし、これらのカードを作るために身分確認もしているため、身分証として使えないかと思うかもしれませんが、こちらもNGです。クレジットカードやキャッシュカードには、顔写真も住所も載っていないため、身分証としては使うことができません。

卒業アルバム


顔写真が大切なら、卒業アルバムでも良いのではないか?と思う方もいることでしょう。確かに顔写真も名前も載っていますが、こちらは書類ではないので身分証とはなりません。
「卒アルがあればOK」という求人広告を見たことがある場合、そのお店はあまりしっかりとした本人確認ができていないかもしれません。

学生証・社員証がNGのところもある


先ほど、身分証として使えるとご紹介しましたが、なかにはNGにしているお店もあります。

理由としては
・退学、離職している可能性がある
・住所の記載がない場合がある
・自治体から発行されたものではない
といったものが挙げられます。

このあたりのルールはお店によって変わるので、事前に確認しておくようにしましょう。

身分証の提示ナシでもOKなお店は要注意!

身分証の提示ナシでもOKなお店は要注意!
求人広告を探してみると「身分証なしでも入店できる」と広告を出している風俗店もあります。しかし身分証明書の提出は法律で義務付けられています。それを要らないといっているのはその時点で法律的にアウトなお店の可能性があります。
場合によっては悪質な風俗店であり、あなたは大丈夫でも他の女の子が未成年だったり、不法就労の外国人という可能性もあります。将来、お店が摘発されてしまう可能性があり、そうなると働いている女の子としてもマイナスになりますので注意しましょう。
風俗店の摘発される理由として、以下のようなものがあります。

・無許可運営
・未成年の女性が勤務
・脱税
・名義貸し
・売春

こういった摘発が起きてしまうと、以下のようなデメリットがあります。

・営業停止になり収入がストップしてしまう
・取り調べや事情聴取を受ける可能性があり手間
・次のお店に移るときに悪い評判が立つ可能性がある
・世間の注目を受けると身バレリスクもある

どれを見てもかなり面倒なので、優良なしっかりとしたお店を選ぶようにしましょう。

最も早く顔写真付き身分証を入手する方法

最も早く顔写真付き身分証を入手する方法
中には身分証を一切持っていない女性もいるでしょう。なので、顔写真付きの身分証を作らなければなりません。
しかし、ここで覚えておかなければならないのは、発行までにかかる日程がものによって変わることです。風俗ですぐに働きたい場合には、最短で発行できる身分証を覚えておきましょう。以下で、各種身分証の発行日程を記載しておきます。

・原付免許:合格すれば1日
・普通自動車免許:教習に2週間以上
・マイナンバーカード:1週間~1ヶ月
・パスポート:1週間以上

つまり、すぐに入手できる身分証は「原付免許」です。取得費用も1万円かからないくらいなので、手軽な部類といえます。また、原付免許は、身分証明が必要な際にほぼ必ず使えるものですので、身分証として持っておく分にはおすすめです。

試験内容は難しい?
原付免許を取得するためには、試験に合格する必要があり、試験は苦手……という女の子だと気になりますよね。
試験内容は、道路交通法や交通ルールに関する学科試験になり、マークシート方式でのテストです。対策の本や問題集もたくさんありますので、そちらで予習しておけば特別難しい物ではありません。
ただ、合格率は50%くらいらしく、何も勉強しないで行くにはちょっと難しいかもしれません。また、朝早くから試験がありますので、せっかく受けたのに無駄になると悲しいので、やはりしっかり勉強しておくようにしましょう。

原付免許試験の流れ
受付

適性試験

学科試験:文章問題46問・イラスト問題2問、文章問題1問1点・イラスト問題1問2点、45点以上で合格

合格発表

暗証番号設定:4桁数字2組を自由に設定

写真撮影

原付講習:実技講習を行うため、運転に適した服装で参加する(サンダルやハイヒール、下駄は不可)

免許証交付

原付免許を受ける際の注意点
受付時間は朝8:30~9:00までのちょっと早め。また、土日祝日、年末年始は実施していません。

まとめ

風俗のお仕事を始めるためには、身分証は必須でした。18歳を超えても、身分が証明できないと働くことはできないので、必ず用意するようにしましょう。身分証は1つ持っておくだけでいろいろな手続きにも使えるので、働くのを機に取得するのも良いでしょう。おすすめは、やはり原付免許です。